今回レビューする本は、
スタンフォード式 疲れない体
です。
こちらの本も少し前の本になりますが、疲労予防やリカバリーに関して、すごく参考になることがたくさん書かれています。
なかなか疲労が抜けないあなた!
常に最高のパフォーマンスを発揮し、元気に日々を過ごしたいですよね?
ぜひこの本に書かれている内容を実践してみてください。
疲労の正体とは?
よく誤解されている疲労の元。
それは
です。
たくさん動くと乳酸は溜まりますが、乳酸が溜まるから疲れるのではありません。
むしろ筋肉疲労を和らげるという説もあるくらいなのです。
疲れの原因は主に2つ
疲れの原因としてこの本では”睡眠不足”と”神経のコンディションの悪さ”が原因であると言っています。
睡眠不足の人は脳震盪を起こした人と似たような脳の状態だと言うのです…
また、体の歪みがあると、神経の伝達がうまくいかず、脳が疲労してしまうのです…
体の歪みを取り除き、神経伝達をスムーズにしてあげることで、神経が疲れずにすむのです。
まさか神経が疲れるなんて驚きです。
世界最新の疲労予防「IAP」メソッドとは?
IAPとはIntra Abdominal Perssureの略で、日本語に訳すと「腹腔内圧(腹圧)」と言います。
そしてIAP呼吸法を実践すると疲労予防に効果があると言うのです。
IAP呼吸法とは…
です。
IAPが高い状態だと、お腹の中から外へと向かう圧が高まり、体幹が安定します。
お腹の中に風船が入っているようなイメージです。
”腹圧を高める”というとお腹を引っ込めることを想像する方もいるかもしれませんが、実は中から外へ広がるような圧が掛かっている状態が腹圧が高い状態なのです。
すると体の中心が安定するので、無理のない姿勢を保つことができ、なおかつ、中枢神経の指令が体の各部に通りやすくなり、余分な負担が減るというのです。
横隔膜が鍵
そのIAP呼吸をする上でとても大事になるのが
横隔膜
です。
これは過去の記事でも何度も出てきていますね。
とても大事な”筋肉”なのです。
詳しくはこちらの記事に書かれています。
⇒⇒健康のための深呼吸は逆効果?鼻呼吸で呼吸量を減らすことで健康な体に
疲労をリセットする「動的リカバリー」
これはよく言われていることですが、
疲れている時に家でゴロゴロしていると、余計疲れを感じた。
なんてことはありませんか?
実は、体を軽く動かした方が血流の流れが促進され、脳や筋肉にたくさん酸素を送ることができ、疲労物質の滞留を防ぐことが出来るのです。
何もすごいキツい運動をする必要はありません。
20分程度のジョギングをするだけでいいのです。
疲れた時こそ、少し外にでて動いてみませんか?
疲労回復に必要な食事術
あなたの体はあなたが食べた物で出来ています。
糖質や脂質に偏った食事をしていませんか?
また、3食の中で朝食抜きが一番やばいそうです。
朝食を抜くことで必然的に昼食の量が多くなりがちです。
すると食後に血糖値が爆上がり。その後血糖値が爆下がりします。
血糖値の急な乱高下は眠気や疲労感の元になってしまいます。
腹八分目が一番良い
しかし、満腹に食べることも疲労に繋がると言われています。
腹八分目が一番体の疲労回復にもいいとのことです。
やはり昔からの教えは理にかなっているのですね!
結論:呼吸を見直し、積極的に動こう
この本には他にも疲労を溜めさせないコツや疲労を早く抜くコツがたくさん書かれています。
具体的なトレーニング方法などもイラストを使って説明されています。
なかなか疲労が抜けない方や、よく体調を崩す方はぜひ一度読んでみてください!