先日”NEWS ZERO”で男性不妊というワードが取り上げられました。
”不妊症”と聞くと、女性側に問題があるように思う方がほとんどだと思います。
しかし、最近は男性側に問題があるということが分かってきました。その割合は約3~4割だと言われています。
✔男性側の何が原因なのか。
✔どのような不妊の治療法があるのか。
を説明していきます。
不妊症で悩んでいる方はぜひ最後までお付き合いください。
・女性側に原因があると思っている
・奥さんだけが不妊症で病院に行っている
不妊症とは?
不妊症または不妊とは、
をいいます。
この一定期間とは一般的には1年間と言われています。
基本的には1年間妊活を続けた場合、9割近い人が妊娠すると言われています。
なので、明確な定義はないのですが、1年間妊活をしても妊娠しない場合に不妊症が疑われるというわけです。
不妊症の原因
不妊症の原因にはいくつか種類があります。
なかでも頻度の高い3つの原因を今回ご紹介致します。
・卵管の問題
・精子の問題
この3つ。特に男性の問題について詳しく説明していきます!
卵子の問題
卵子の問題とはズバリ
です。
女性の卵巣内にある卵子は排出できる数が最初から決まっています。
お母さんのお腹にいる時が一番多く、生まれたときにはもうすでにその6分の1くらいになっています。
その後、加齢に伴って卵子も老化していくのですが、35歳を過ぎると急速に衰えが早まります。
男性は女性ほど加齢による衰えはありませんが、40歳を過ぎると衰えが早まります。
女性の場合、35歳を過ぎてから不妊症で治療した場合、既に卵子の力が衰えているので、なかなか妊娠しにくいです。
これは男性の場合でも同じことが言えます。
卵管の問題
これは主に”卵管閉鎖”によるものです。
卵管がなんらかの原因で詰まったり閉鎖してしまうと精子が卵子が出会えなくなってしまいます。
ではなぜ卵管が閉鎖してしまうのでしょうか?
・子宮内膜症
が主な原因になることが多いです。
クラミジア
性感染症の中で最も多いのがクラミジアと言われています。
10代~20代に多く、女性の場合は無症状の場合がほとんどです。
症状も
おりものが増える。かゆみ。性行為時の痛み。
程度なので、やはり気付きにくいのだと思います。
子宮内膜症
子宮の内側にある子宮内膜が、子宮の内側以外で増えてしまう病気です。
こちらも自覚症状が少なく、見逃されやすい病気です。
主な症状は
月経痛。下腹部痛。排便痛。
などがあります。
精子の問題
これからは男性側の問題になります!
男性側の主な原因はこの3つ!
・性機能障害
・精路通過障害
簡単に説明していきます!
造精機能障害
男性不妊のほとんどがこの造精機能障害と言われています。
これは精子の量が少なかったり、運動量が低下していたりする場合がこれにあたります。
また、精液の中に精子がない場合もあります。
この精液の中に精子がない場合は、
2.精巣で精子がほとんど作られていない
このどちらかが疑われます。
そしてこの造精機能障害には、先天的な病気や精索静脈瘤や内科的疾患が原因になることがあるので、しっかりと検査することが大切です!
もちろん加齢も影響します。男性の場合は40歳を過ぎると精子の力が衰えると言われています。
性機能障害
これは勃起がうまくできない勃起障害(ED)や射精がうまくできない腟内射精障害があります。
どちらも治療法や改善法があるので、こちらもやはりしっかりと検査することが大切です!
精路通過障害
こちらは造精機能障害のところでも出てきたのですが、
精子は正常に造られているにも関わらず、通路に問題があり、精液中に精子がでない状態
の事を言います。
不妊症の治療法
世界の中でも日本は不妊治療が多いと言われています。
しかし、世界で一番成功率が低いのです。
もちろん日本での成功率が低いという訳ではありません。日本では高齢になってから不妊治療を受ける方が多いため、成功率が低いとされています。
不妊治療には主に以下の4つがあります。
・人工授精
・体外受精
・顕微授精
基本的にはタイミング法から実践し、それでも妊娠しない場合、
人工授精→体外受精
とステップアップさせていくのが一般的です。
結論:不妊症の3,4割は男性側に原因あり
もちろん女性だけに!男性だけに!不妊の理由があるわけではありません。
どちらに原因があるか分からないこそ、まずは不妊で悩まれいる方は、お二人で病院に行きましょう!
テレビでは、なぜ病院に行かなかったのか男性に聞いたところ
男としてのプライドがあった
と言っていました。
恥ずかしさもあるかと思いますが、勇気を出して一歩を踏み出しましょう。