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肥満とカロリー

肥満とカロリーは関係なかった!?カロリー制限では痩せられないのか?食事の質や回数が鍵を握っていた

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皆さんダイエットをする時、まずは何を制限しますか?

炭水化物?脂質?タンパク質?それともカロリー?

 

以前皆さんにアンケートを取らせて頂きました。

僅差で総摂取カロリーが原因だと答えた方が一番多かったです。

 

少しだけ脂質にも票が入りましたが、タンパク質にはまったく票が入りませんでした。

 

ではカロリーを制限すれば本当に痩せられるのでしょうか?

同じカロリーであれば、その中身のたんぱく質/脂質/炭水化物の比率はまったく関係ないのでしょうか?

 

今回は肥満とカロリーについてまとめていきます!

 

 

・これからダイエットをする人
・既にダイエットをしている人
・何か特定の栄養素を制限している人
・カロリー計算をしている人
アスレティックトレーナー、日本トレーニング指導者、鍼灸師等の多資格を駆使しながら、ラグビーチームのトレーナーをしている筆者が論文&実体験を交えて執筆しております。

 

 

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肥満とカロリーは関係あるのか?

摂取カロリー

結論から言うと、

肥満とカロリーは関係ありません

 

じゃあまったくカロリーは関係ないのかと言われると、そういうわけでもありません。笑

 

確かに関係がないのかもしれませんが、カロリーを指標にするとダイエットに成功しやすいのは事実

 

だって、カロリーを制限すれば、炭水化物・脂質・タンパク質の量も減りますからね。

それは痩せない訳がないですよね。

では、なぜ肥満とカロリーは関係ないと言われているのでしょうか?

 

 

肥満とカロリーが関係ない根拠とは?

高カロリーのケーキ

なぜそんなにも肥満とカロリーは関係ないと言われているのでしょうか….

 

皆さん以下の物を食べ飲みした時どれが一番太ると思いますか?

・ウイスキー 700kcal 炭水化物0g 脂質0g タンパク質0g
・ビール 700kcal 炭水化物50g 脂質0g タンパク質5g
・天丼 700kcal 炭水化物110g 脂質13g タンパク質25g

さて、どうでしょう…

 

かなり極端な例ですが、全て同じ700kcalにしたときの栄養素になります。

他の栄養素もしっかりと調べ、だいたいの数値ですが計算しました。

 

多分ほぼ10割の人が”天丼”と言うでしょう。

 

なぜ?天丼を選びましたか?きっと

食べ物だから!
炭水化物が多い!
脂っこい!
飲み物だけではそこまで太らない!

といった感じでしょうか?

 

実はカロリー大事大事と言っていても、いざこのことを問われると無意識のうちにカロリーから目を逸らし、自分の直感や炭水化物の量に目がいっていませんか?

 

 

アルコールは高カロリー

アルコールは1gあたり約7kcalと意外にも高カロリーなのです。

しかしアルコールは、”エンプティカロリー”といって、PFCはどれも0で栄養がないのです。

 

実際、大酒飲みの人は意外に痩せている人が多いです。

もしカロリーが肥満の原因なら、大酒飲みはみんな太っているはず…

 

ではなぜ肥満が起きるのか、それには

インスリン

が深く関わっているのです。

 

ダイエットに関しては、こちらも併せて読んでみてください。

≫≫【世界最新】ダイエットの新常識とは?カロリー論はもう古い?

≫≫糖質制限ダイエットは死亡リスクが上がり危険が多い?糖質制限のメリット・デメリットとは

 

 

大事なのはPFC

先ほどは飲み物と食べ物を比べてしまいましたが、例えばこれならどうでしょう。

 

A.500kcal 炭水化物(C)100g 脂質(F)0g たんぱく質(P)0g
B.500kcal 炭水化物(C)0g 脂質(F)100g たんぱく質(P)0g
C.500kcal 炭水化物(C)0g 脂質(F)0g たんぱく質(P)100g

 

全部カロリーが同じ、A,B,Cという食べ物があった場合、どれが太ると思いますか?

多分”Cではない”のは分かると思います。

 

カロリーが同じなのに、なぜそのような事が起こるのでしょうか?

 

まずハッキリと言えることは、

カロリーが肥満と関係がないから

ですよね?

 

 

肥満の原因はカロリーではなくインスリン?

インスリン注射と砂糖

結局の肥満の原因は何なの?という話ですが、

先ほども言いましたが”インスリン”が原因と言われています。

 

 

なぜインスリンが太る原因に?

インスリンは主に血糖値が上昇した時に、血糖値を下げるために分泌されます。

そして、血糖値を上げるのは糖質だけです。

 

糖質は体内でブドウ糖に分解、吸収され血液中に放出されます。

すると血液中にブドウ糖が増え、血糖値が上昇します。

 

そしてこの血糖値を下げる唯一のホルモンがインスリンです。

 

インスリンは、余ったブドウ糖をグリコーゲンに変え、筋肉や肝臓で貯蔵します。

しかし貯蔵できる量には限度があり、その量を超えると、ブドウ糖は中性脂肪に姿を変えてしまいます

 

”これが肥満の原因なのです”

 

血糖値が爆上がりすれば、それだけインスリンも必要となり、中性脂肪に変わりやすいのです。

また、爆上がりしたあと、その分急激に血糖値が下がるのですが、この落差が激しいと倦怠感や眠気などを感じやすいです。

 

 

血糖値を爆上がりさせないためには

爆上がりするグラフ

じゃあ血糖値を上がりさせなければいいのですが、糖質を0にする。というのは賢くありません。

倦怠感や集中力の欠如などで、日常生活に支障が出やすいです。

 

ではどうすればいいのか。

ここでは主に2つご紹介します。

・精製された炭水化物を避ける
・食事の回数を増やす

精製された炭水化物を避ける

これは以前の記事でも少し取り上げたのですが、人の手が加えられたものはほとんど精製された炭水化物だと思って頂いていいです。

炭水化物が含まれていない精製されたものは別です。

 

例えば…

・白砂糖
・白米
・パン
・甘い炭酸飲料
・お菓子

などです。

 

正直挙げればキリがありません。

これらの食品はイモや果物とは違い、血糖値を爆上がりさせることが分かっています。

 

イモや果物は大量に食べなければ問題ありませんが、果物はジュースに加工された時点でアウトです。

白米ダメなの?と驚かれる方も多いですが、玄米なら問題ありません。

 

 

食事の回数を増やす

これはかなり意外かもしれません。

”食事の回数を増やして食べる量を増やせ”と言っているわけではありません。

 

同じ量を食べるのであれば、回数を増やした方が食後の血糖値が安定するため、インスリンの分泌量の急上昇を抑えることが出来ます。

 

しかし!今回は血糖値を爆上がりさせない為にはということで”食事の回数を増やす”と言いましたが、痩せるという意味では”食事の回数を減らした方がいいです。

食事の回数を増やすと常にインスリンが分泌されることになるので、それ自体は良くないとも言われています。

 

これに関しては増やす方が良いというものと、回数を減らした方がいいという2つの意見が対立しています。

私が論文を読み漁った中で答えを1つだすのであれば、やはり”食事の回数を減らした方がいい”です。

というよりも”食事の間を空けた方がいい”ということです。

 

 

 

脂質は肥満の原因にならない?

オリーブオイル

”脂っこい物を食べると太りそう”

というイメージがありますが、意外にそんなことはありません。

 

多く摂り過ぎた脂肪は便で排出されるため、体に残ることがないと言われています。

 

逆にブドウ糖は体の大事なエネルギーのため、そう簡単には体が手放そうとしません。

脂肪として確実にエネルギーを貯蓄しようとします。

 

しかし!

脂質を摂取すると、微量のインスリンが分泌

されます。

その為、太る原因にまったくならないとは言い切れません。

 

 

カロリー超過しても糖質を制限すると痩せる事実

さて、肥満とカロリーは関係ないとここまでお伝えしてきましたが、まだあまり事実を受け入れられない方はぜひこの動画をご覧になってください。

 

(2020.06.14 追記)

こちらの動画ですが、なぜか今は非公開になっていますね。

動画の内容は炭水化物を制限するかわり、脂質はまったく制限をしないというもの。

めちゃくちゃな総摂取カロリーなのですが、なんと痩せていたのです。

これが事実なのです…

 

 

結論:肥満とカロリーは関係ないが、カロリーは気にしよう

関係がないからカロリーを気にしなくていいわけではありません。

摂取カロリーを抑えるような食事を摂れば、痩せていくと思います。

 

ただ、栄養素の内容が炭水化物に偏ってしまうと痩せないかもしれません

ダイエットに関しては個人差もあるので、絶対糖質が悪!と考えすぎるのはよくないかもしれません。

 

また先ほども言いましたが、糖質をいきなり0にするのは賢くありません。

まず初めに必要なことは食事の内容を見直すことです。

 

精製された炭水化物を減らし、血糖値の上昇を抑えることが第一ステップです。

https://twitter.com/trainer_blog/status/1180350234049691648

 

今回の肥満とカロリーは関係ないと言うことはこちらの本により詳しく書かれています。

気になる方は読んでみてください。

 

 


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