皆さん納豆食べていますか?
苦手な方も多い納豆ですが、実は納豆は、
多くの医師も認める健康食
なんです。
勿論、大豆が良いというのもありますが、一番は「発酵食品」だということ。
今回はそんな納豆の秘められた健康効果についてまとめてみました!
最後までお付き合いいただけると幸いです。
・腸内環境を整えたい方
・免疫力を高めたい方
納豆の健康効果とは?
いきなりですが、
とする研究報告があります。
発酵性大豆は、他にも味噌などが当てはまりますね!
これは豆腐などの発酵されていない大豆では、効果が認められなかったため、発酵されていることが重要ということになります。
他にも、
・免疫力向上
・血栓の予防
・骨折/骨粗鬆症の予防
・更年期症状の予防
・アンチエイジング効果
・解毒/抗菌作用
・血糖値上昇の抑制
などの健康効果があります。
もうまさにスーパーフードといっても異論はないのではないでしょうか。
今回はなぜそのような健康効果が納豆にはあるのか?
具体的に解説していきたいと思います!
納豆の栄養素
納豆には多くの栄養が含まれており、
・食物繊維
・マグネシウム
・カリウム
・ビタミンB群
・ビタミンK
・レシチン
・鉄
・カルシウム
・大豆イソフラボン
・ナットウキナーゼ(酵素)
・(納豆菌)
などが含まれています。
”タンパク質”と聞くと、牛肉や鶏肉などの動物性タンパク質をイメージする方も多いと思います。
しかし、動物性タンパク質の過剰摂取はデメリットもある為、大豆のような植物性タンパク質の摂取もとても大事になってきます。
本当に多くの栄養素が含まれる中で、納豆特有の
・ナットウキナーゼ
・納豆菌
の効果について、今回はフォーカスして説明していきたいと思います!
納豆の健康栄養素①:大豆イソフラボン
大豆イソフラボンとは、大豆に多く含まれる成分で、フェトエストロゲン(エストロゲン活性を有する植物由来の化合物)の一種です。
女性ホルモン(エストロゲン)と分子構造が似ていることから、植物性エストロゲンとも呼ばれています。
その為、大豆イソフラボンの摂取で、女性に関連するところでは、
・骨粗鬆症の予防
・乳がんのリスク軽減
・月経状態や月経随伴症状の軽減
などの効果が報告されています。
しかし、まだこれらの効果に関しては、一貫した結果は得られておらず、絶対に効果がある!とは断言できません。。
また、上記に記載した効果も大豆イソフラボン単体の効果ではなく、その代謝物質であるエクオールの効果ではないか。とも言われています。
大豆イソフラボンのサプリメントも存在しますが、特別サプリメントから摂取する必要はないと個人的には思っています。
納豆の健康栄養素②:ナットウキナーゼ
ナットウキナーゼとは、フィブリン(血栓の素となるたんぱく質)を分解する酵素のことです。
このナットウキナーゼは後ほど説明する「納豆菌」の発酵過程で生成される物質です。
ナットウキナーゼに期待できる効果には、
・血圧低下
・抗動脈硬化
・血中脂質正常化
・神経保護
などがあります。
やはり一番の魅力は、血液がサラサラになり、動脈硬化等を予防してくれることではないでしょうか。
血栓溶解のメカニズム
病院にて使用される代表的な血栓溶解剤に、「ウロキナーゼ」という医薬品があります。
このウロキナーゼの前駆体であるプロウロキナーゼを活性化する作用がナットウキナーゼにはあります。
また、血栓の主成分であるフィブリンに直接働きかけ分解する作用もあります。
血栓は深夜から早朝にかけてできやすいと言われている為、
という医師も多いです。
また、納豆に含まれるビタミンK2には”血液凝固を促進する”作用がある為、血栓予防を目的とするのであれば、サプリメントからの摂取も有効です。
勿論、納豆に含まれる他の栄養素も体に良い効果をもたらすものばかりなので、私は納豆をおススメします!
納豆が苦手!血栓予防だけが目的!という方は、サプリメントも全然OKです。
納豆の健康栄養素③:納豆菌
納豆菌とは、枯草菌の一種で、稲の藁に多く生息しています。
納豆は本来藁に包んだ状態で熟成され、その過程で納豆には多くの納豆菌が含まれることとなります。
しかし、現在流通されている納豆菌はほぼ人工で、天然の藁で作られたものはかなり匂いがキツイと言われています。
人工と言っても、納豆菌であることには変わりはないので、そこまで気にする必要はないと思います。
納豆菌の一番の効果は、
ということです。
納豆菌:腸内環境を整える
納豆菌には、悪玉菌を減少させ、善玉菌である乳酸菌やビフィズス菌を増殖させる作用があります。
過去の記事でも紹介していますが、納豆などの発酵食品はプロバイオティクス食品として知られており、腸内環境を整える上では欠かせません。
さらに納豆には食物繊維が含まれており、食物繊維はプレバイオティクス食品として、腸内環境を整えてくれます。
生きたまま腸に届き、健康に有益に働く微生物(菌)のこと
有用な腸内細菌のエサになる食品成分のこと
腸内環境を整えるメリットや、整える方法が知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
≫≫腸内環境を整えるメリット5選!腸には免疫やダイエットと深い関係があった
≫≫腸内環境を整える方法とは?腸活で病気になりにくい体を手に入れよう
免疫細胞の70%は腸に集まっていると言われており、腸内環境を整える=免疫力向上だと思っていただいて問題ありません。
その為、納豆には免疫力向上の効果もあると言っていいでしょう。
また、納豆菌には強い抗菌作用があります。
これは納豆菌の産生物質である”ジピコリン酸”によるものだと言われており、感染症やアレルギー予防にも効果があると言われています。
納豆菌の産生物質
納豆菌の産生物質には、
などがあります。
ナットウキナーゼには血栓予防の効果が、ジピコリン酸には抗菌作用があるとお伝えしました。
そして今回初めてでてきたポリグルタミン酸には、
が期待されています。
このポリグルタミン酸には、ヒアルロン酸を分解してしまう酵素の働きを抑える効果があり、肌のハリやツヤを保つ働きがあると言われています。
納豆のネバネバの主成分はこのポリグルタミン酸なので、納豆が苦手な方も肌のツヤを保つためと思えば、食べられるかも..?
納豆が苦手な方は?
納豆が苦手!という方は意外に多いのではないでしょうか?
そんな方にお勧めなのが、
・サプリメント
です。
これらの商品はナットウキナーゼや納豆菌にフォーカスした商品なので、納豆のいいところを凝縮しています。
勿論、納豆そのものを食べた方が、より多くの栄養素を吸収することが出来るため、納豆が食べれる方は納豆を食べた方がいいかなと思います。
粉末状のおススメ
粉末状でおススメなのが、そのもの株式会社が販売する”こな納豆”です。
完全無添加で国産の大豆を100%使用しています。
小さじ一杯で、納豆10パック文の納豆菌を摂ることができるのが驚きです。。
サプリメントのおススメ
先ほどのそのもの株式会社でもサプリメント状のものは販売されているので、そちらもおススメです。
あとは、表参道研究所というところが販売している
という商品もおススメです。
主にオーガニック系のスカルプケア商品や、サプリメントを販売されています。
このサプリメントは納豆菌の他にも5種類のビフィズス菌と17種類の乳酸菌が含まれています。
その為、普通のサプリメントよりも腸内環境を整えることにフォーカスしており、腸内環境でお悩みの方にはすごくおススメです。
≫≫【表参道研究所】現代人の様々な悩みを科学するサプリメントシリーズ
納豆はいつ食べるのがいい?
納豆は毎日食べてもいいと言われていますが、食べるのに適した時間帯は存在するのでしょうか?
朝か夜かについては医師の間でも意見は割れており、まとめると
夜派:血栓は夜中~早朝にできやすいため、夜がおススメ
のようになります。
基本的には朝に食べる方が多いかもしれませんが、夜も血栓の観点からおススメです。
これに関しては、皆様の悩みや不調や、食べやすい時間帯などで決めるのがよさそうですね!
結論:納豆は健康食品で間違いない!
納豆には豊富な栄養素が含まれており、中でも
には、体にとって良い働きが多く存在します。
納豆が苦手な方も、粉末状やサプリメント状のものが販売されているので、うまく活用できるといいですね!
ぜひ皆様も普段の食事で意識的に納豆を食べてみてはいかがでしょうか?