スポンサーリンク
新型コロナウイルスとインフルエンザどちらが危険?
まず結論から言いましょう…
現時点では、
感染力は同等程度
致死率は新型コロナの方が高い
と言われています。
まだ実態が分かっていないことも多く、確定的なことは言えませんが、致死率だけを見れば新型コロナの方が危険性が高いと言えるでしょう。
しかし、インフルエンザはワクチンや治療薬が開発されているのに対し、新型コロナはまだ治療薬が存在しないので、今後治療薬が開発された時に致死率がどうなるかは分かりません。
まだ全貌が見えませんので、確実なことは言えませんね…
(2021/4/8 追記)
やっとワクチンが開発され、日本にもワクチンが到着しました。
若い世代の方々にワクチン接種が始まるのはもう少し先だとは思いますが、これで新型コロナが落ち着くのを願うばかりです。。
新型コロナウイルスの感染力・致死率
まず新型コロナウイルスについて詳しく知りたい方は、厚生労働省のHPをご覧ください。
⇒⇒
厚生労働省HP
では本題です。
現在(2021/4/8)、世界全体の感染者は約1億3300万人、死者数は約289万人と言われています。
この記事を執筆した当初(2020/2/7)は、感染者が約2万4000人、死者数は約490名だったので、凄まじい勢いで広がっているのが分かります。
2/7時点で致死率は2%でしたが、現在も約2%程度なので、さほど1年前と変わりはありませんね。
一時致死率が4%くらいまで上がった時もあるので、皆さんの感染症対策が功を奏しているのかもしれません。
ただし、感染の中心となっていた武漢だけに着目するともっと致死率は高かったと言われています。
インフルエンザとの比較は後ほど解説します。
ちなみに2003∼2004年に中国広東省を起源に流行したSARS(重症急性呼吸器症候群)の致死率は10%と言われています。
しかし、新型コロナによる死者数は、既にSARSででた死者数を上回っているので、致死率だけでは判断できません。
日本での新型コロナの状況
世界の状況は上記に示した通りですが、それと比較し、日本はどうでしょうか?
現在(2021/4/8)は、感染者は約49万人、死者数は約9286人と言われています。
致死率は、1.9%と世界での致死率と比べると若干低いことが分かります。
Coronavirus disease (COVID-2019) situation reports から引用
この図からも分かる通り、第4波なのか、最近は感染者が増えてはいるものの、死者数は減少傾向にあります。
新型コロナの致死率はもう少し低い?
確実なことは言えませんが、新型コロナの致死率はもう少し低いのではないかとも言われています。
なぜなら、
1.知らぬ間に新型コロナに感染し、治癒していた
2.新型コロナの症状はあるが、検査できず治癒した
方が一定数いるからです。
そもそも気付いていない人、症状はあるが検査させてもらえない人がいるので、感染者数はもっと多いと言われています。
そのため、必然的に致死率は低くなるのは分かるかと思います。
もちろん油断していいということではありませんよ!
インフルエンザの感染力・致死率
では次にインフルエンザの感染力・致死率を見ていきましょう。
日本の場合、感染者は年間約1000万人いると言われており、死者数は直接的・間接的なもの両方合わせると約1万人と言われています。
感染者1000人に対し、1人が亡くなる計算になるので、致死率は0.1%ということになります。
アメリカでインフルエンザが大流行
実は2019-2020年にかけて、アメリカではインフルエンザが大流行しているって知っていましたか?
現在アメリカでは、2019/10/1~2020/2/1の間で、感染者が約2200~3100万人、死者数が約1万2000~3万人となった報告されました。
アメリカでは新型コロナウイルスよりもインフルエンザへの対策が急務となっています。
が、ここ最近、
インフルエンザではなく、新型コロナウイルスが原因で亡くなっているのではないか?
とも言われています。
ただ、何の根拠もないので、このことに関しては謎のままです。
(2020/4/25)
今となってはアメリカもかなり新型コロナの影響を受けていますね。
新型コロナにインフルエンザと一番大変なのはアメリカなのかもしれませんね。
新型コロナウイルスとインフルエンザの比較
さて、それでは新型コロナウイルスとインフルエンザを比べてみましょう。(2021/4/8現在)
|
新型コロナウイルス |
インフルエンザ |
感染者数 |
約1億3300万人(2019/12/29-2021/4/8) |
10億人(年間) |
死者数 |
約289万人 |
数十万人(年間) |
致死率 |
2.1% |
0.1% |
基本再生産数(感染力) |
1.4-2.5人※1 |
1.4-4人 |
新型コロナウイルスの感染者数や死者数はこれからもっと増えるでしょう。なので、こちらは比較することはできませんね。
※1 WHO(世界保健機関)が報告する基本再生産数は1.4-2.5人ですが、もっと高いという声が相次いでおり、3程度なのではないかとも言われています。
致死率は現段階では新型コロナウイルスの方が危険ということになります。
ただ、最初にもお伝えしたように今後治療薬が開発されれば、このデータもかなり違ったものになるかと思います。
基本再生産数とは
基本再生産数とは、簡単に説明すると”1人の感染者から何人に感染させるか”ということです。
これは私個人的には驚きでインフルエンザとさほど差はありませんでした。
ニュースで「新たに感染者が~」と毎日のように取り上げられているので、すごい感染力かと思いきや、インフルエンザとほとんど変わらない結果となりました。
しかし、
新型コロナの感染力は未知数
決して、”なんだインフル程度か”と安堵していい内容ではありません。
この数値は数日後には大きく変わっているかもしれません。
スーパースプレッダー
過去にSARSやMERSの感染が拡大したのにスーパースプレッダーの存在が指摘されていました。
スーパースプレッダーとは、感染症を多くの人に拡散させてしまう患者のことを指します。
まだメカニズムが解明されていないスーパースプレッダーですが、その存在が感染をより拡大させてしまうきっかけになるかもしれません。
さきほども言いましたが、新型コロナウイルスの基本再生産数は、1.4~2.5人と言われています。
しかし、中国では1人の患者から15人の医療従事者に感染したという事例があります。これにもしかしたらスーパースプレッダーの存在があるのではないかということも言われています。
今後もスーパースプレッダーが感染をより拡大させ、より重大な感染症になる可能性は十分にありえます。
クラスターとは?
最近ニュースで頻繁に「クラスター」という言葉を聞くようになりました。
クラスターとは、
新型コロナウイルス感染者の集団や集団感染
のことを指します。
スーパースプレッダーとは若干意味合いが違いますね。
ポビドンヨードうがい薬が新型コロナウイルスに効果的?
2020/8/4に行われた定例記者会見で吉村大阪府知事が、ポビドンヨードうがい薬が新型コロナウイルスに効果的かもしれないとされる研究を紹介しました。
そして、その後全国の薬局からポビドンヨードうがい薬が姿を消しました。
結論から言ってしまえば、
ポビドンヨードうがい薬に予防効果は認められていない
です。
今回紹介された研究は、
新型コロナウイルス感染者がポビドンヨードうがい薬でうがいをすると、一時的に口腔内のウイルスが減った
というだけです。
詳細が気になる方はこちらの記事をご覧ください。
アスコンラボ
2020/8/4、大阪府庁で吉村大阪府知事による定例記者会見が行われました。 その中で、ポビドンヨードうがい薬が新型コロ…
新型コロナウイルスを予防する為には?
手洗いやうがい、手指消毒に関しては言わずもがなだとは思います。
他に何か可能な限りの予防をしたい!という方は、
免疫力を高める、維持する
栄養素をしっかりと摂取しましょう。
例えば、
・ビタミンD
・ビタミンC
・グルタミン
・亜鉛
等には免疫の正常化や免疫力向上効果があります。
他にも
・質の高い睡眠
・適度な運動
・鼻呼吸
等も免疫力を保つ上ではとても重要な要素になります。
特に口呼吸をしている方はダイレクトに菌が体内に入ってくるので気を付けましょう!
各栄養素や睡眠や鼻呼吸についても過去の記事でまとめているのでぜひ参考にしてみてください!
もちろん、これらの栄養素に頼り、偏った食事をしてしまっては全く無意味です。
バランスの取れた食事をした上で、上記の栄養素が不足している場合はサプリメント等で補うのがいいかもしれません。
結論:新型コロナウイルスの方が危険かも!
まだまだ全容が見えない新型コロナウイルスとインフルエンザを比較するのはナンセンスかもしれませんが、現段階で分かっていることを認知してもらいたく、今回記事にまとめました。
最初にも述べましたが、確実にコロナウイルスの情報を知りたい場合は厚生労働省のHPを見てください。
誰もが得体の知れないものに怯えるのは当然です。
そのため、インフルと比較するとどうなのかという記事を今回書くことにしました。
致死率もインフルより高い、感染力も未知数、死者数はSARSを上回っている
と考えると、かなり危険性の高い感染症だということが分かります。
不急不要の外出は控え、マスク・手洗い・うがい・消毒を徹底しましょう。
スポンサーリンク